2018年11月14日

Since 1935

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今日は、83年前の第1回バザーについて、ご紹介します。

 1935(昭和10)年12月1日、鹿児島市で聖名高等女学校による「総合文化祭」が開催されました。聖名高等女学校はカナダの女子修道会「ホーリーネームズ」による鹿児島純心の前身校で、当時まだ創立2年目でした。記録によると文化祭は展示部門と学芸部門からなり、展示部門では美術の先生やカナダ人シスター、さらにカナダの姉妹校生徒の絵画作品が展示され、学芸部門では英語スピーチや劇・舞踊・合唱・ピアノ連弾などが発表されたそうです。発表は2回おこなわれ、新聞にも「特色ある聖名高女の文化祭」(鹿児島新聞)・「学習の実績を語る成績展と学芸会」(鹿児島朝日新聞)と紹介されています。この時、現在の純心バザーのルーツとなる鹿児島最初のチャリティーバザーも開催されました。裁縫・手芸品などの生徒作品はシスター・ヴェロニカ先生の指導により西洋風に陳列され、また紅茶やお菓子のコーナーもあったそうです。作品はあっという間に完売するほど好評で、「総合文化祭」は盛況のうちに午後6時頃終了したとあります。ちなみに第1回バザーの総売り上げは当時の金額で五百四円八十六銭、現在の金額に換算する90万円以上だった事が判っています(1円=1800円)。純利益は40万円程で、それらの多くは国立ハンセン病施設(現在の星塚敬愛園)や市の社会課に寄付されました。
 6年後、聖名高女は制服もそのままに鹿児島純心高等女学校となり、戦後新制中学・高等学校となって現在に至りますが、聖名当時の精神を受け継いだ「純心バザー」は、県内最古のバザーとして鹿児島の秋の風物詩となり、今日まで地域の人に愛され続けています。
posted by 鹿児島純心女子中学・高等学校 at 17:15| 純心の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする